著:結城隆臣
刀剣乱舞の二次作になります。姉弟の審神者の物語。
※刀剣乱舞の世界観の自己解釈と、マイ設定があります。
※史実に忠実ではありません。
※いろいろ都合よく解釈しています。ご注意ください。
刀剣乱舞の二次作になります。姉弟の審神者の物語。
※刀剣乱舞の世界観の自己解釈と、マイ設定があります。
※史実に忠実ではありません。
※いろいろ都合よく解釈しています。ご注意ください。
カードバトルで決着をつけないと出られない部屋に招かれてしまった、央海と燭台切光忠だったが……。
「政府に呼び出されて、こんな部屋に2人だけってなんかおかしいなって思ったんだよね」
「ああ、奇遇だね。僕もだよ、主」
「カードバトルかー。見てよ、いくつかあるよ。遊○王にヴァ○ガード、バ○ィファイト、ヴァイ○シュヴ○ルツ、ガンガ○ヴァー○スとか……」
「どれでも良いのかな?対戦相手は……ああ、主とやれって事なんだねこれは」
「光忠さん強そうだなぁ」
「何を言っているんだい、主。僕は刀だよ。カードバトルなんてやったことはないんだ。強いかなんてわからないだろう?」
「うーん。じゃぁ、コレでやろう」
「遊戯○?」
「うん。カードゲームって言ったらこれかなぁって」
「じゃぁさっそくやろう。ルールなどの説明書はあるかな?」
「これだね。俺は少しルール分かるから、光忠さん持ってて良いよ」
「わかった」
「ん?なんだいこのカードは」
「え、刀剣男士が○戯王のカードになってる!」
「なんてことだ。これは許されないことじゃないのかな、政府のお偉方……」
「刀剣男士をカードにするならヴァ○スシ○ヴァルツで出てるのに……って、そっちのカードないのかよ!あーもういいや、やろうやろうよ、やってさっさと帰ろうよ」
「主……」
「先行は俺で良い?」
「ああ、構わないよ」
※央海
LP:8000
※燭台切光忠
LP:8000
「俺のターン! ドロー!」
「なんだいそのかけ声は」
「遊○王って言ったらこれだよ、これ。光忠さんもやるんだよ?決まると格好いいんだから」
「か、格好いいって……」
「かっこよく決めたいよね!」
「ああっ僕のセリフを……」
「んー…。取りあえず、『鯰尾藤四郎』を攻撃表示で召喚!先行は攻撃できないから、カードを一枚場に伏せて、ターンエンド!」
※鯰尾藤四郎(攻撃表示
☆
攻撃力:4000 守備力:3000
「僕の番か……。うーん……。『堀川国広』を攻撃表示で召喚! このカードの召喚に成功した時、手札の中に『山姥切国広』がいる場合、それを特殊召喚出来る、と。出でよ! 『山姥切国広』!(こんな感じで良いのかな……)」
『山姥切国広だ。……何だその目は。写しだというのが気になると?』
※堀川国広(攻撃表示
☆☆
攻撃力:4200 守備力:3200
※山姥切国広(攻撃表示
☆☆
攻撃力:5300 守備力:3900
「カードの引き強いなー光忠さん」
「そうかな?」
「うん」
「えーと……『堀川国広』と『山姥切国広』の召喚に成功した時……」
「まだあんの!?」
「ああ、ここに書いてあって……成功した時、この2枚を生け贄に……生け贄!? っと……『山伏国広』を特殊召喚することができる……。現れよ!『山伏国広』!!」
『カカカカカ!拙僧は山伏国広なり!』
※山伏国広(攻撃表示
☆☆☆
攻撃力:5100 守備力:5100
「うわーいきなり太刀まで進化した!!!!」
「っと、じゃぁ……この『山伏国広』で、『鯰尾藤四郎』を攻撃!」
『うなれ!拙僧の筋肉!』
『負けた負けた…もう、終わりでいいよね……』
「そして、僕はこのカードを伏せてターンエンドだ!」
「くっそ、鯰尾がやられて僕のライフポイントも1100減ったよー……。あ! 光忠さん」
「何かな?」
「生け贄になったカードは墓地に送るんだよ」
「おっと、そうなのか。じゃあ墓地に……」
※央海
LP:6900
※燭台切光忠
LP:8000
「よーし! 俺のターン! ドロー! っ良し!」
「良いカードが引けたのかい?」
「ふふっ……。まず、マジックカード発動! 『死者蘇生』! このカードは墓地に送られたカードを再召喚することができる!」
「ほう」
「次に、『厚藤四郎』を召喚!『厚藤四郎』は☆1モンスターだけど、一定の条件下で☆2モンスター扱いとなる。この2枚を融合することでシンクロ召喚することが出来る!」
「シンクロ召喚!? な、何か強そうな……」
「集いし絆が、更なる力を紡ぎ出す!光差す道となれ!シンクロ召喚!ロイヤル!『一期一振』!」
「っ―――!(ロイヤル!?)」
『一期一振、参るっ!』
※一期一振(攻撃表示
☆☆☆☆
攻撃力:6400 守備力:5500
「『一期一振』で、『山伏国広』を攻撃!!」
「ええと、攻撃表示と攻撃表示の対決だから……5100から6400を引いて…1300のダメージだね?」
「うん、そうだよ。後、『山伏国広』はバトルでは破壊されない効果があるから、そのまま残るよ」
「ふむ、なかなかに面白い……!」
「よし、カードを1枚伏せて、俺のターンは終了だっ!」
※央海
LP:6900
※燭台切光忠
LP:6700
「僕のターンだね。ドロー! うーん、そうだねぇ……マジックカードオープン! 永続魔法! 『にっかり青江の微笑み』! このカードはえーと……毎ターン事に攻撃力を+100ずつ増やす、と」
「やっぱり引き強いよ、光忠さん!!」
「ビギナーズラックというものかもしれない?」
「自分で言ってるしー!」
「うーん。+100しても主の『一期一振』にはおよばないね。『平野藤四郎』を守備表示で置き、カードを1枚伏せてターン終了だよ」
※山伏国広(攻撃表示
☆☆☆
攻撃力:5100+100 守備力:5100
※平野藤四郎(守備表示
☆
攻撃力:2800 守備力:2800
「俺のターン! ドロー!! ぐぬぬ……。『愛染国俊』を守備表示で召喚! 次に……勿体ないけど、『一期一振』を生け贄に、『明石国行』を特殊召喚!」
「!?」
「そして、ライフポイントを1000消費して、『明石国行』の効果発動! 『なーんもやる気せーへん!』この効果は、お互いのフィールド上のモンスターカードを全て墓地へ送り、俺はデッキから1枚カードをドローする!」
「なんだと……!」
「来てくれ、来てくれ……ドロー! っ!来たー!!!!!」
「ああ……」
「『愛染国俊』と『明石国行』、この二枚が墓地に送られた時、あるカードが特殊召喚される!!」
「っ……!」
「儚き光の瞬き!失われし至高の神剣!現れろ!『蛍丸』!」
『じゃーん。真打登場ってね』
※蛍丸(攻撃表示
☆☆☆☆
攻撃力:7800 守備力:6000
「よし、『蛍丸』で光忠さんをダイレクトアタックだ!!!」
「トラップカード発動!」
「なっ!」
「『ははっ!驚いたか!』このカードは驚きを与えることで、全てのモンスターカードの攻撃を1ターン無効化する!」
「なっなぁー!」
「ここでやられたら男が廃るよね!」
「くっそー! ターンエンド!」
※央海
LP:5900
※燭台切光忠
LP:6700
「僕のターンだね。ドロー! そろそろ決着を付けたいところだけれど……」
「そう簡単にはやらせないよ!」
「それはどうかな! まず、奇跡の蘇生を使って『堀川国広』を手札に戻すよ。そして、『堀川国広』が手札にいるとき、山札から『和泉守兼定』を呼び出すことができる……」
「呼び出したら山札は切ってね」
「もちろん。そして……『堀川国広』を守備表示で召喚し、効果で『和泉守兼定』を召喚……。で、この二枚の召喚に成功した時、同じ新撰組属性のカードが手札にある場合はそれが出せる……から、『加州清光』を攻撃表示で召喚……。そして―――」
「えっまだあんの!?」
「ある……『加州清光』の効果で、『大和守安定』を特殊召喚……最後に、新撰組属性のカードが4枚そろった時、『長曽祢虎徹』を召喚することができると」
「何それ、何それずるくない!?」
「と、言われてもねぇ……」
※堀川国広(守備表示
☆☆
攻撃力:4200 守備力:3200
※和泉守兼定(攻撃表示
☆☆☆
攻撃力:6400 守備力:5800
※加州清光(攻撃表示
☆☆
攻撃力:5000 守備力:3800
※大和守安定(守備表示
☆☆
攻撃力:5100 守備力:4200
※長曽祢虎徹(攻撃表示
☆☆
攻撃力:6300 守備力:4500
「そして、この5枚がそろった時、『長曽祢虎徹』の攻撃力が+1000される」
「え、えちょえ!?」
※長曽祢虎徹(攻撃表示
☆☆
攻撃力:6300+1000 守備力:4500
「うーんこれでも『蛍丸』には及ばないか……ターンエンド!」
「『蛍丸』が強くて助かった……」
※央海
LP:5900
※燭台切光忠
LP:6700
「よーし、俺のターン! ドロー!」
「……うむむ」
「どうしたの?」
「いやー僕の負けが見えてるなーと思って」
「まだわからないよ続けよう」
「うーん」
「えーと……あ、『蛍丸』って二回攻撃できるのか見落としてたなー」
「何だって……!」
「まず、『薬研藤四郎』を守備表示で召喚。で、次に『蛍丸』で『和泉守兼定』と『加州清光』を攻撃!!」
「だっ……これはきつい……。1400のダメージと、2800のダメージが入るのか……。そして、この二枚は墓地に送られると」
『血がたぎるな』
※薬研藤四郎(守備表示
☆☆
攻撃力:2400 守備力:3000
「よし、これでターンエンドだ!」
※央海
LP:5900
※燭台切光忠
LP:2500
「さてと……僕のターン、ドロー! んん!?」
「どうしたの?」
「いや……何でもないよ。さて、どうしたものかな……」
「ちょっと、怖いんだけど」
「とりあえず……。中曽祢虎徹、堀川国広、大和守安定を融合させてもらうよ!」
「え、ちょっと、何を出すつもりだよ!」
「深き闇を輝き照らす者よ! 青き光をまといし者よ! 月の導きに誘われ、今ここに姿を示せ! 融合召喚! 現れ出でよ! 瞳に星を宿せし者! 『三日月宗近』!」
「マジかよ……天下五剣来ちゃったよ…」
『はっはっはっはっは、よきかなよきかな』
※三日月宗近(攻撃表示
☆☆☆☆☆
攻撃力:6600 守備力:5700
「『三日月宗近』の効果により、フィールド上にいるモンスターカードの最大攻撃力値の1/2をその身に宿すことができる」
「一番攻撃力高いのは……『蛍丸』だよ。7800……」
「じゃぁ、6600に3900が足されるから……、10500になるんだね」
※三日月宗近(攻撃表示
☆☆☆☆☆
攻撃力:6600+3900 守備力:5700
「あーあああ……」
「『三日月宗近』で『蛍丸』を攻撃!」
「あああああー!! 10500-7800で、『蛍丸』は墓地、俺は2700ダメージ!」
※央海
LP:3200
※燭台切光忠
LP:2500
「そしてね、攻撃に成功した時、もう1回攻撃できるんだ。ただし、2回目の時は6600のままのようだね。で、次のターンでは守備表示になるみたい」
「え、ちょ、『三日月宗近』チートすぎない……?」
「僕もそう思うよ」
「てーか、俺負けたじゃん!!!」
「え?」
「だって、『三日月宗近』の攻撃力は6600、こっちに『薬研』がいるけど、防御は3000。差し引き3600を俺が食らって、ライフはマイナスになるから」
「あ、そっか」
※央海
LP:0
※燭台切光忠
LP:2500
「ああああー負けたービギナーに負けたー!」
「たまたま引きが良かっただけだよ」
「強過ぎんよー!!」
「ん? あ、主、扉が開いたよ!」
「あ、本当だ。んじゃー帰ろ! あー悔しいなぁ悔しい! 悔しいから、光忠さん、後で手合わせして!」
「ははっ。わかったわかった。本丸に戻ったらいくらでも相手してあげるよ」
「くっそー! いつか泣かしたるー!!」
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